デザインする上で大切にしている事2 視線誘導。
前々回の記事の続きです。酔っ払った奴でも内容を容易に把握できるデザイン。
僕が考えるわかりやすいデザインとは、まず視線誘導ですね。
意識しなくても、任意の場所に目が行くように画像とか見出しとかを配置します。例えば統制された色彩の画面の中に、ちょっと外した色のオブジェクトがあったら、普通はそこに視線が行くんですよね。想像してください、金赤一色の画面の中に、黄色の四角があったら、まずそこに視線が行くはずです。誘導効果のあるものとしては、上記の様な色の差異とか他のオブジェクトよりサイズがデカイとか、整列した角版の中にあるフリ角版とか、そういうのがあります。他にも色々あります。あ、あと人間は字があると無意識に読んでしまうっていう特性があるので、そういうのも利用します。誘導したいところに、見出しの始めを持ってくるんですね。
そんな風に、誰にでも備わっている脳の機能が、勝手に情報を読み込んで理解出来る、そういうデザインをつくるべきだと、僕は考えています。
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